庭のベリー加工の続き。
2週間以上も空いてしまい。
いったい何の??
ではありますが・・・・。
一粒なら、丸ごとポイっと
口に入れてしまうベリーたち。
濾してみると
その種はなかなかのボリューム。
ベリー1500gに対して
ザルに残った重量なんと400g。
真っ赤に見えるわりに
さほどたくさんの
果肉がついてはおらず。
かといって、微々たる果肉も捨てがたく
毎年、この種をさらに加工するという、我ながらあきれる顛末。
加工というほどたいそうなものではないけれど。
種をこしたザルを洗った白ワインと水を加え。
(ザルにこびりついたわずかなものも回収したいが故(笑))
すだき糖を加えて5分ほど煮て濾せば、深紅のベリーシロップ出来上がり。
その量750ml。夏のアイスティーのシロップを賄うには多すぎるほど。
で。ざざっと濾したところではたと気が付いた。
なぜ、濾す前にすだき糖を加えてしまったのか。
たっぷりの残った種は甘く味がついているわけで。
濾してから加えなくちゃ、砂糖を捨てることになる!
またしてもこのままでは捨てられない心境に。
いや、捨ててもかまわないっちゃ、かまわないが。
仕事柄、季節にしか手に入らないものを少しずつ冷凍保存する性。
梅も同様で、毎年300g程度を翌年まで冷凍している。
それを引っ張り出し、濾した種を重ね。
どうしたものかと考えて酢を少しばかり注いだ。
翌週には何とかしようと思いつつ。
バタバタの毎日にすっかり忘れ、
3週間が過ぎてしまった。
酢と梅の力か。
暑い日々の中でも傷むことなく本日。
さてさて。
これはどうしたものやら。
加熱するか、ただ濾すか。
う~ん。今日中になんとかしたい。
とは思っている、今。
ここまであたふたするとは
思ってもみなかった怒涛の3週間。
どうにかこうにか終了。
仕事は楽しいので、
忙しさが苦になることは無いが。
妙に心逸る日々だった。
まあ、思い返してみれば
合間にラッキョウやら
梅やら山椒やら。
今しかできないあれこれがあり。
単純に時間が足りなかった。
と、それだけの話、かも?
今日、通りがかりの花屋の店先で
メダカを見つけたので
家主のいなくなった睡蓮鉢に放流。
無事に暮らしてくれますように。
心配は。
1週間ほど前、産卵していった、
クロスジギンヤンマ。
いつも産卵に来るシオカラトンボに比べて
闘争的で大きな体。
狭い鉢の中でこのヤゴと共存できるだろうか。
庭の実りは、極々ささやか。
一粒たりとも無駄にしたくないのに、
日々、ヒヨドリと争奪戦。
ま、おおむね負けてはいるけれど。
一粒摘んでは冷凍庫へ。
そんなことを繰り返していると、
季節の終わりには結構な量になっている。
マルベリー(桑の実)の季節が終わり、
庭のベリーの季節が始まる。
その前に、昨年収穫後、
冷凍しっぱなしだったベリーを
なんとかしなくちゃ。
ということでようやく加工。
樹が老いて昨年切ってしまったブラックベリー。
大きく酸っぱい、おいしい実もこれが最後。
そして二年目のラズベリー。
去年からほとんどヒヨドリに食べられてしまうブルーベリー。
それに今年のマルベリーとワイルドストロベリー。
ブラックベリーもラズベリーも
種が多い。
食べられないほどではないけれど、
ブルーベリーに比べ、
飲み込むには大きく硬いので、
濾すことになるのだが、
これが一苦労。
弱火で15分ほど煮て柔らかくし、
ハンドブレンダーで粗くつぶし、
粗めのざるで濾す。
ハンドブレンダーにこびりついたものは
白ワインの中で洗い、わずかも無駄にしない(笑)
濾す作業はえらく大変で。
小一時間ヘラを押し続けるから、
ザルにこびりついた
わずかな果肉も無駄にしたくない。
ブレンダーを洗った白ワインで
洗い流して、微量も回収。
鍋に移し、その白ワインを注ぎ、
味を調える程度の蜂蜜、
酸味を補う微量のレモン汁で
ひと煮し、瓶詰めし、煮沸脱気。
そのままでおいしいベリーたち。
甘味も酸味もほとんど加えない。
血糖値コントロールしている母に
渡せる一瓶は、
私も心安らかに食べる事ができる。
自分で作らなくては手に入らない、大好きな味。
ひと匙口に運べば、裏ごしの腕の疲れなんてどうでもよくなる。
のだけれど。
毎年、取り掛かるのに、逡巡するなあ(笑)
一粒たりとも無駄にしない、ということは、これではまだ終わらない。
続きはまた明日にでも。