節分生まれなもので。
というわけでもないのだけれど、二月の最初は「炒り大豆」
いつ食べたっておいしい炒り大豆なのに、何となく疎遠になっている数年。
それでも、節分がやってくるとハグしたいほどの愛すべき小粒
売り場に並ぶ炒り大豆は、カリカリ軽く、後を引く香ばしさ。
かたや、自分で炒る大豆は、硬くて、堅くて、固くて。
いや、それが美味。そして、その硬さが一層おいしくなるのが酢醤油漬け。
(材料)
乾燥大豆100g 切り干し大根15g 刻み昆布10g
ニンジン35g 生姜25g 赤唐辛子1本
漬け汁
日本酒大さじ2 味醂・醤油各50ml 酢・水各125ml 砂糖25g
用意するのは500ml入る清潔な保存瓶。
最初に作るのは漬け汁。漬け汁の日本酒とみりんを煮切り、
残りの調味料と水、唐辛子を加えてひと煮し、保存瓶に入れる。
そして、炒り大豆。
焙烙やフライパンでゆっくり気長にいるのが美味しいのだけれど、
酢醤油漬けにするときは、オーブントースターの力を借りる。
天板かアルミ箔に散らし、弱出力で7~10分。
皮がぱきっとはぜ、実の部分がうっすらきつね色。
香ばしい香りが広がれば焼き上がり。熱々をジュッと漬け汁に放り込む。
それからお供の具。
切り干し大根はざっと洗って3分水に浸し、絞って刻む。
刻み昆布は洗ってざるに上げる。ニンジン、しょうがは細切り。
全てを大豆の保存瓶に加え、ざっくり混ぜて蓋をする。
そのまま大豆がふっくら漬け汁を吸うまで、5時間おけば出来上がり。
今の季節室温で3週間ほど保存ができます。毎日少しずつ味わってくださいね。