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ちらちらと小さな氷粒が落ちたけれど、
積雪とまではならなかった東京。
それでも、風は冷たくて痛いほど。
電動自転車に調子をよくしていたら
耳がちぎれそうに冷たくて、
ニットの帽子を久しぶりに引っ張りだした。
数年前、気に入って買ったはずなのに、
いや、これが、何とも似合わない(笑)
なんだかなあ・・・・・。
大寒が過ぎ、最も寒さが厳しい時期。
どんなごちそうより、湯気がおいしいく。
朝も昼も、夜も。粥や汁、煮びたし、煮もの、などなど。何かしらが土鍋で登場する冬の終わり。
考えてみれば、この土鍋との付き合いは25年を過ぎた。
物足りなく感じていたサイズ、野暮ったく思えて好みでもなかった外見。
今では我が家の食卓にしっくりなじみ、いい風情だなあ、と。
時を重ねることがすべてではないけれど、力の一つではあるよね。
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