子供の頃の記憶では、
鏡開きは15日だったが。
いつの頃からか、11日。
近所のおいしい和菓子屋の搗く、
一番小さな鏡餅が我が家のお供え。
温かな家の中では当然カビるのだが、
ここ数年、3㎝角程度に切った
ワサビオールのシートを1枚くれる。
重ねる餅の間に敷いておくと。
上の餅はかびることなく、
鏡開きを迎えることができる。
ワサビの抗菌作用はなんとも素晴らしい。
上の小さな餅を御下がり頂き。
ひび割れからできるだけ細かく割る。
中心部はまだ水分を含んでいるので、
1時間程放置してさらに乾燥。
低温の油に入れ、ゆっくりゆっくり、
泳がせるように揚げる。
表面に火が通って硬くなると
餅の内部がパンっ、と、破裂するように
油を跳ね散らかして膨らむので、
とにかくゆったり、外側を油断させ
中に先に火を通すような気分で揚げる。
12~3分もすると
台所一面に香ばしさが広がり
こんがり香ばしい色づき。
熱々に塩をぱらりとふれば
御下がりおかきの出来上がり。
今年もごちそうさまでした。
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