今年の青梅は宮城県産。
青梅なのに今期一番最後。
東北産は今現在も入手は可能。
一通り仕込んだというのに、
こちらが気になって仕方がない。
再度取り寄せたらどうなるのか、
保存瓶の在庫と検討中(笑)。
青梅はジャムとコンポート。
青梅はえぐみが強く、酸味が穏やか。
仕込んで半年も置けば
えぐみのほどんどは消えゆくけれど。
それはえぐみだけとはゆかず。香りが薄れ、華やかさが消耗する。
なので、下茹でのひと手間から始める。
かぶる程の水を注ぎ、弱火でゆっくり熱する。
煮たてると果肉がはぜて水っぽくなるので、
70℃程度を保って2~3分ゆで、火を止めてそのまま4~5時間おく。
果肉を削ぎ切り、糖と煮詰めるのは他と同様。
白砂糖を使えばそれはそれは美しい緑青色なのだけれど。
今年は、ギリギリ許せる彩になるだろう25%の素炊き糖で。
白砂糖を毛嫌いする必要はない。
白砂糖のガツンとした甘味を使えば、
さらに糖分を減らせ、
麗しい仕上がりになるだろうし。
あの頃に比べたらぐっと甘さを抑えた
おいしいものが出来るはず。
等々、思いつつ。
黒糖や素炊き糖での仕上がりの彩やら
煮詰め加減など。
細々確認したい欲求が勝っている現在。
面白いもので。
糖が多ければ保存性はよいが、
老化が起きやすい。
糖が少ないなら、素材の力が大切で。
力が残る間に食べないと物足りない。
毎年飽きることなく作り続けた、今年の結論。
ま、来年は来年の結論があるだろう。
それに。私のジャムは室温保存なので時系列的変化が大きい。
冷蔵庫保存なら気にする必要もない枝葉末節。
ジャムに付随するあれこれは、次回にでも。
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