お節が終わり、冷蔵庫もすっきり。
なのだけれど・・・・
お節につきものの切れ端やらあれこれが
料理されて端の方にひっそり佇んでいる。
飾り切りした人参、蓮根の切れ端を
甘辛く煮つけたきんぴら。
出し殻昆布と半端なかんぴょう、
干しシイタケの軸の薄味の佃煮。
なますの大根の皮の醤油漬け
使い切れなかった小松菜の昆布佃煮あえ。
あとは黒豆や煮物類の煮汁、数の子のつけ汁。
山ほどの皮や出し殻おかかはべジブロス風に煮詰め、スープストックになり、冷凍庫に鎮座。
二日酔い気味で胃腸が疲れた日に白粥を炊いたけれど、今日が炊飯初め。
キラキラの白飯・・・・といきたいところだけれど、明日の七草を過ぎるまでしばし我慢。
きんぴらと佃煮を加えた炊き込みご飯で、まずはこまごまの始末からだなあ。
写真は、先日伺った島根の畜牛施設のわんこ。
牛の餌を狙ってやってくる野の生き物を追い払うのが仕事。
囲いのない自然の中でも、その大きな声はよく響き渡る。
このわんこにとっては吠えることが仕事だけれど、
困ったことにはなもよく吠える。
我が家は人の出入りがとても多いのだけれど、
その都度、激しく吠え、時に何時間も吠え続ける。
外で出会う人にはとても友好的なのに、
我が家に立ち入る人すべてに大きな声で吠える。
あれこれ工夫するのだけれど、まったくうまくゆかず、
どうしたものやら、と頭を抱える日々。
多少のやんちゃやいたずらは構わないのだけれど、こればかりは本当に困りもの。
プロの手を借りてきちんとしつけしなくちゃだめだろうなあ・・・・・・
最高気温が0℃以下の日を真冬日というのだそうで。
さすがに東京はそこまで寒くはないのだけれど、
それでも、氷のエッジが頬を撫でてゆくような日が続く。
明日の気温を知りたくてつけたテレビの夕方のニュース。
ふいに目に飛び込んできたのは、
10日前に訪ねていた、まさにその場所の風景。
100㎝以上の降雪。
重みでつぶれるハウスの映像に心が痛む。
無くてはならない雪だけれど。
最近の自然は人に厳すぎるよ・・・・・・・
外気に無防備な我が家は、とても寒いのだけど。
寒がりのはなは部屋中で一番暖かな場所を見つけたよう。
お日様がさし、暖房の温かな空気が集まる連れ合いの足元。見るからに暖かそうね(笑)
写真は、先だっての出張で連れて行っていただいた、
島根の「石見和牛」の牛舎。
石見和牛は、たいそうまろやかで、
脂は甘く口どけ、
しつこくない、旨味のある高級和牛肉。
魚や鳥をさばいたことは数知れなくあるけれど
動物を解体した経験は未だなく、
見るもの、触れるものはいつもパーツ。
ごく稀に、こうして育つ過程を見ると、
大切にいただくべきものなのだ、と、改めて思う。
ヴィーガンという生き方もあるだろうけれど、
今しばらく、「命」をいただき、感謝しながら生きてゆきたいなあと思う。
湿り気のある大雪が降り積もった東京。
3日が過ぎたが、
北側の日陰には氷の塊が溶けずに残っている。
写真は島根の宿の窓からの景色。
寒がりのはなだけれど、
初めての雪が不思議だったようで、
わざわざ路肩の雪の上を歩き、においをかぎ、
たまに滑って転びそうに(笑)
季節の一つ一つが初めての体験。
こうして知恵がついてゆくんだね。
古い我が家は風が通り抜け、とても寒い。
暮らし始めた頃は何ともなかった寒さも、年々染みいるように感じるこの頃。
そろそろリフォーム年齢かもしれないなあ・・・・・・・・
久しぶりに東京を離れ、出張していた数日。
全国的に暖かだった年明けもここ数日めっきり冷えこみ、
それは伺った島根県邑智でも同様で。
飛行機を降り、バスを乗り継いでいるうちに雪が降り始め、
窓に映る景色は、みるみる柔らかな白さが降り積もった。
漠然と寒い地域かな?とは思っていたのだけれど、
なぜか雪は想像していなかった(笑)
寒いといえば寒いのだけれど、それはたいそう心地よく。
(ヒートテックの力はもちろんあるけれど(笑))
地元の方から言えば、ようやく冬らしさがやってきたところ。
雪が降ってこその冬。
冬の山に雪が積もらなければ、
春に流れ来る水もないのだから。
泊まったお宿は山の上で、温かな部屋の大きな窓の庇には立派なつらら。
窓外に広がる景色は、雪がなくても美しいだろうが、
一面に降り積もる雪、ふわふわと広がる雲海は、いっそうの輝やきを与え、透き通った美しさ。
さあ、今週も始まります。寒さに負けずに頑張りましょう。
暖かな冬が続く。
台所の窓辺に置いた空豆豆苗の残り根っこ。
ぐんぐん伸び、お日様へ向かい、緑濃く、
蕾までつけ始めた。
でも。
伸びるたび、私にチョキチョキついばまれる。
悲しいかな、空豆となることはないから、
根っことしては理不尽だろうと思うのだけど、
芽吹く力を分けていたく幸せを味わう。
そして本日は成人の日。
芽吹き、伸びゆく若人たちの背中を押す日。
ぐんぐんと伸びゆく力は見ているだけでも心地よい。
ん・・・・・・これからだって、種をまけばいくつかは芽吹くはず・・・・・かなあ・・・・
はなは、車が苦手。
でも、年始の実家巡りに同行するには、乗るしかない。
途中、車を止めて散歩し、ぎりぎりリセットしながら、
往復を乗りこなしたその夜は、ただただぐったり・・・・・・
意識もないほどに眠りこけるこはなを見たのははじめて。
お留守番とどちらがいいのか、難しいところだねえ・・・・
昨年11月に受けた試験のこと。
全くいっさいの努力も、勉強もしなかったので、
すっかり忘れていたのだけれど、結果が届いた。
なんとまあ、合格。
私の場合、苦労を伴わない勉強は身につかない。
試験に合格することは、もちろんうれしいことなのだけれど。
でも、簡単に通過してしまっては、何にもならない。
とは言え・・・・・・難しければ難しいで、文句を言うに決まっている(笑)
こんなあれこれを思うことすら他力本願。もっと自分の意志でまっとうに勉強しなくちゃ。
今年はもっと地道にがんばろう、と、思った次第。
私が一瞬でも台所にたとうものなら、
音もなく、素早く駆けってきて、
期待を込め、じいぃっと私の手元を見つめるはな。
はなのご飯が出てくる確率はかなり低いのだけど
「諦め」という言葉を持たないはなは、毎度繰り返す。
いくらいい子に伏せても、今は何もないんだよ。
年越しのばたばたで、お知らせが滞っておりました。
毎月書かせていただいている常備菜のページ。
今回は、ふわふわ大きなミートボール。
お弁当にも夕食にも役立つレシピです。
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そして、新しいクラスのお知らせです。ご興味がありましたらこちらからご覧ください。
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そしてそして、新しい1冊が12月に出版されました。
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あけましておめでとうございます。
今年もよろしく願い申し上げます。
実家へのお節配達も終わり、
頭は徐々に仕事モードへむかい・・・
と、仕事を気にかけつつ、
実際はのんびり過ごすだろう本日。
なんとなくなのだけど
日常、元号より西暦で認識していることが多く、
改めて平成何年だったかな?と数えてみれば
28年だということに今更ながら衝撃を受けた。
ぼおっとしてる間に
20年ぐらい飛んで行ってしまった・・・訳はないか(笑)
お節作りを記録し始めたのが1999年。
毎年、散り散りのメモを探し出して作っていたのをパソコンで整理し、
毎年記録しなおし、と思っていたのだけれど、それが実行できたのはわずか数年。
手書きメモが性に合っているようで、去年の乱雑なメモと記憶を頼りに味を調整するのが毎年の事。
20年が過ぎてもさほど大きく変わっていないようでいて、
家族の年齢、体調の変化と共に味付けは少しずつ変わり、品数も徐々に減り、
今年は一層の薄味、シンプル仕立てのお重に仕上がった。
お節の品々は生涯作り続けたいものばかりだけれど、それも健康でいてこそ。
月並みだけれど、だれもが健やかな一年を過ごせますように、と願う正月。